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ライカ I型 (A型)

ライカ I型 (A型)
販売期間 1925-1941
マウント形式 レンズ固定式
シャッタースピード Z(B)、1/20、1/30、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500
(エルマックス付はZ(B)、1/25、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500)
シャッター形式 布幕横走りフォーカルプレンシャッター
シンクロ接点 なし
フィルム巻戻し ノブ式
1925年のライプチッヒ見本市にて、発表と同時に発売されたライツ社初の量産カメラ、ライカ「A型」。正式名称はⅠ型だが、段階的な改良により大きく仕様が異なるため、日本やアメリカではⅠ型を細分化。その中でも最初期のものを「A型」としている。使用フィルムは35mm映画用で、レンズは固定式。

1925年、ライツ社は春のライプチッヒ見本市にて、35mm映画用フィルムを使用する全金属製の精密小型カメラを発表、と同時に発売した。それがライカの始まり、「A型」である。
しかし、「A型」という呼称はライツ社による正式な名称ではない。ライツ社ではA型、B型、C型を特に区別せず、3つをひっくるめて「Ⅰ型」としている(ただし、B型のみ”Compur”との注釈を末尾につけている)。

A型は1925年から1936年までの11年間生産されたが、そのほとんどは1931年までに製造されている。シリアルナンバーは130から71249の間で、総生産数は59,014台。レンズの種類により、以下の6つのバリエーションがある。

①アナスチグマット付
アナスチグマットは、50mmF3.5の3群5枚レンズである。このレンズを使用したA型は、No.130からNo.285前後のおよそ150台程度ある。

②エルマックス付
レンズ自体はアナスチグマットとまったく同じだが、エルンスト・ライツの「エル」とレンズ設計者のマックス・ベレクの「マックス」から「エルマックス」と改名された。そして、名前が変わっただけのこのレンズを使用したA型がエルマックス付だ。No.280からNo.1300前後の、およそ1000台程度が製造された。

③旧エルマー付
エルマックスは非常に優れたレンズだったが、張り合わせ面が多いため生産性に問題があった。そこで新たに3群4枚のレンズ「エルマー」が開発された。No.1300前後から、およそ13,000台が製造された。

④新エルマー付
エルマーが新と旧に区別されているのは、レンズに使用するガラスの供給先が異なるからである。ゲルツ社製の生地ガラスを使用していたのが先述の「旧エルマー」である。
しかし、1926年に入ると、ゲルツ社はツァイスに合併されてしまい、ライツ社にガラス玉が供給できなくなった。そこでライツ社は、光学ガラスメーカーのショット社より生地ガラスを購入し、レンズの曲率半径にわずかな変更を加えてエルマーを生産した。それが「新エルマー」である。
この新エルマーは旧エルマーに引き続き、No.13500あたりから大戦後のM3に至るまで、光学的にほぼ変更されず30年に渡って使用された。

⑤近接エルマー付
1927年から1931年にかけ、イギリスのライカ代理店Ogilvy &Co.の注文で、ヘリコイド(カメラのレンズを、鏡胴の螺旋溝によって前後に移動させる機構)の繰り出し量を増大させ、0.5mまで接写できるタイプが生産され、輸出された(この仕様はA型の他にB型でも存在する)。

⑥ヘクトール付
1930年から1932年にかけ、当時としては大口径の3群6枚構成「ヘクトール50mmF2.5」を装着したA型が生産された。シリアルナンバーは38622~71230の間で、総生産台数は1330台。ちなみに、「ヘクトール」はレンズ設計者として有名なマックス・ベレクの愛犬の名前である。

なお、A型はレンズによる分類の他にも
a)シャッタースピード
b)シャッターレリーズボタン
c)ファインダー接眼部
d)巻き上げノブ
e)ボディ上蓋の止めネジ数
によっても区別・分類できる。

a)シャッタースピード
初期A型の500台くらいは、Z、1/25、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500の6段階。
No.600前後からは、Z、1/20、1/30、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500の7段階。

b)シャッターレリーズボタン
最初はボタンの形状がマッシュルームだった。
そして、No.4000前後からアクセサリーのケーブルレリーズが不安定だっため、マッシュルームにの頭頂部に通称「エクボ」と呼ばれる凹みがついた。
さらにNo.17000前後からはバルナック型では最も有名なローレット加工が施されたねじ込み式リングのついたタイプとなり、それはⅢc型前期まで採用された。

c)ファインダー接眼部
およそNo.600まではフラットなリング。
しかし、それ以降は同心円状のくぼみが入るようになった。

d)巻き上げノブ
おおよそNo.3500を基準に、
前:高さが8mmでローレットの目が細かい。
後:高さが10mmとなりローレットの目が荒くなる。

e)ボディ上蓋の止めネジ数
おおよそNo.37000くらいを基準に、
前:ボディ左右の端と中央部前後の4本で上蓋は止められている。
後:ボディ前後面に3ヶ所の計6本でネジ止めされ、ねじり歪みに強くなった。

この他、A型にはNo.28692からNo.68834の間に95台生産された「ゴールデンライカ」と、No.36333からNo.69009の間に184台生産された「デラックスライカ」がある。一般的に、ゴールデンライカは革張り金メッキ仕上げのライカを指し、デラックスライカは本革張りのライカを指すが、ライツ社のカタログでは両方とも「デラックスライカ」であり、日本版カタログでは「色ライカ」と記載された。

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